ハリアー手書きシリーズ

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zoom RSS 233-とりあえず長い記事

<<   作成日時 : 2012/03/28 00:57   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 82 / トラックバック 0 / コメント 12

そんなワケで暗黒街編おしまいです。
終わった終わった。

こんな感じで次も一気に行くと思います。そっちの方が構成的にもいいですので。


今回ので思った事…と言うか、前から思ってた事でもあるのですけれど「正しい行動」というのは難しいな〜と言う事です。

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手っ取り早くイキナリ引用ですが『スティール・ボール・ラン』の22巻、カバーの裏にある作者のコメントがありまして、そこにこうあるワケです。

「仮に『恋人』が穴の底に落ちている設定があって、そこに「嫌いな友人」を身替りに突き落とすと、その『恋人』は命が助かるという状況があったとしたなら、もし、あなたならどうしますか? 嫌いなヤツを突き落とす? それは「正しい行動」じゃない気がする。考えると『無限』に答えが出なくなってしまう」

と、書いてありました。
「カルネアデスの板」にも似ている。難破した船、一人しかしがみ付く事のできない板にもう一人が来たので、後から来た者を突き飛ばして水死させる。自分が死ぬから。
(ちなみに、刑法37条の「緊急避難」に該当するからは罪に問われないらしい)

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「悪者」と言うキャラクターは、極論を言えば「理由さえあれば(場合によってはなくても)何でもアリ」なので、描くのが簡単なのです。
その理由に共感できるかどうかは見ている人次第なので、ここではそれは問題ではないです。
「悪」に魅力を感じるのは、自分の中にある黒い部分を体言してくれている爽快感みたいなモノもあると思います。
悪に惹かれるのは、褒められはしないけれども別にいいと思います。誰にでもある事ですし、無かったらちょっと怖いし。

でも「主人公」と言いますか、その「敵」に立ち向かう者はそうではダメのような気がする。
制約が多いのは確実に「良いモン側」の方で、これは本当に難しいです。

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今回の話だって、あんなモン「敵」をさっさと始末してりゃあ終わりなワケですよ。
ゴチャゴチャと無駄な事を繰り返したって、譲らない者は譲れないし、変わらない者は変われないですから。

で、それを最初から「そういうものだ」という考えで行動に出るのはダメのような気がするのです。
結果としては同じかもだし、もしかしたら早めに決着しといた方が被害も少なかったかもしれないですが、それだと「物語にならない」じゃなくて、単純に「正しい行動」ではない気がするからです。

主人公側から諦めるわけにはいかないから、そこにテーマがあるわけで。
「もしかしたら何とかなるかもしれないだろ」とか「それでも何とかならんのかい!」という理屈とは遠い感情が無いと、その者は主人公として成り立たない気がします。
あ、ちなみにここで言う主人公というのは「良いモン」って意味のです。デスノートの主人公とかじゃないですよ? わかりやすく言うと「正義の味方」的な。

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「恋人を助けるために〜」の例で行くと、それでも時間ギリギリまで方法を模索しまくって、そのために駆け回り、協力者を探し、「嫌いなヤツ落とせばいいだろうが」という意見に屈さず、最後まで諦めない者が「その物語のテーマ」を体言する者だと思います。
そしてその結果「やっぱりそれしか方法が無いんだよ」という必然の前に負けて、結局最後は自分を責めながら「嫌いな友人」が代わりに死に、恋人が助かる。…という流れなのかしら。

結果は同じ。でも得る教訓は違う感じ。「教訓」なんて言うと、ちょっとアレですけれど。
この主人公の行動に理屈はなく、何故そのような行動をしたのだと言われても、それは「正しい行動じゃない気がしたから」としか言えません。

そこで「自分に対する言い訳ができなくなるから」…という妙に打算的な理由が顔を出す事もあるわけですね。
「自分は諦めなかった。それでもこうなった。仕方ないよね」という考え。
その考えを物語の中で打ち破るのが難しいと思う。もう何か無理のような気もする。
極論を言えば、どんなに「違うもん!」って言っても。こう言われたら終わりですしね。

『説明はできないけれど、それでもその者は「正しい行動」を知っている』という事を描くってのは難しいものです。
それが「愚か」に見えたら、終わりなんですよコレ。
どうやっても、そうとしか受け取れない人もいるので、何がどうって話ではないのですが。う〜む…

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「なん…だと…?」で有名なブリーチがありますね?
ちょっと昔の展開だし、知らない人もいるかもしれませんけれども、護廷十三隊の隊長で、戦う事が大好きな十一番隊隊長の剣八というキャラがいます。
で、裏切った隊長の一人、九番隊隊長の東仙というキャラがいます。彼は「平和のためには…」的な考えで、正義を信念とするキャラなのです。

彼は、剣八と戦って負けるワケです。展開的にあそこで剣八が負けたら「何の意味があるのだ?」という感じになってしまうので、そこは剣八が勝たないとイカンわけです。

ところが「そのまま」だと非常にマズイと思った記憶があります。
どう考えても(状況をよく把握できていない者たちが戦ってたというのもありますが)言い分は東仙の方が正しかったもの。
「お前、自分が戦いたいだけだろが。今かなり混乱している状況なのに、それだけで動いてるだろ? ちゃんとしろや」的は事を言われていました。
そりゃ、ごもっともなワケです。どう考えてもキミが正しい!
でも、ここで剣八が負けるのも何だかなぁ…という次第ですので、東仙は負けました。

もしあのまま、東仙が「主人公側」だったら、おかしな事になると思うワケです。だって正義が悪に負けたんだもの。
悪かどうかはアレだけど、少年誌の「物語」で「言い分が正しい方が負けた」となるワケで。そして、そのまま放置ではおかしくなる。

だから、東仙は急遽「実は裏切者だった」という設定を背負ったような気がする。だって、あんまり伏線なかったもの。急でございました!
「おいおい急やないかいwww」みたいな感じに受け取られても、そりゃ仕方ないかもだけど、「そのまま」にしておく事ができなかったような気がするんです。
あくまで私の勝手な想像ですので、あしからず!

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物語と一言に言っても色々とあって、とんでもない「悪」が横行する作品もあるから、それはそれでアリだと思います。
マジで報われない物語もあるワケで。そういうのも好き!

でも、そうではない物語の場合、よっぽどの展開でもない限り暗黙の了解として「正しい行動」が否定されて終わってはいけないと思うワケです。

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そんなモン、アイマスでやるなよという感じなのですが、始めちゃったからなぁ〜。う〜むむむ。
愛ちゃんは、諦めたらダメだったし、雪歩はログエムを見捨ててはダメだった。美希は許してはならなかったし、伊織は動かないとダメでした。

でも、そのままだと「理解できない行動」のまま終わってしまうかもしれない。だからマノネラとルーシィがいたわけです。あと兄弟も。
彼らが代弁しないと描けないんだもの〜。「アイツら何やってんの?」と言ってくれるキャラ。

そして、そこから難しいのは…そういうキャラを主人公たちが「動かす」事でした。良い方向に。感化されると言うか…


早い話が「説得力」なのだろうか? 考えれば答えはありません。だって、根幹は「物語」と違う話なんだもの。

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ともかく、それはず〜っと思ってました。第3話くらいで春香が「これから人を攻撃するんだよ?」って言った頃くらいから。
あの辺りから「待てよ…コレって思っている以上にヤバイ物語になるかもしれない…。最初は気楽にやろうと思ってたのに…」と感じていました。
だって、彼女らは「何でもアリ」じゃダメだもの。本当に彼女たちが何の躊躇もなくバンバンやりまくっていいのか? いいのかい? みたいな感じで…


難しいねぇ〜。とにかく、そういったワケでした!
続きはいつだろうか? それは私にもわからぬのでした。忘れた頃に戻って来るよ!

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長々とダメですわねぇ。無駄な事やってるなぁと自分でも思います。いやほんと。
それでもいいかな〜と。

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
いやぁ色々と考えておいでですねぇ。
当時ブリーチに関しては、私はそういう見方は一切してませんでしたよww
まだ学生でしたしね。

なにより難しいことを考えずに「とりあえずカッコイイとこだけ理解してりゃいいかぁ」という考え方をしてましたねー。
言ってみれば「歌のサビの部分だけならうまく歌えるんですよー」みたいな・・・。

パッと見て・聞いて、その際の印象だけで良し悪し決めてたので小難しい部分とかは頭に入れずに捨てていた訳ですが、今思うと重要な要素捨ててたんだなーと、ちと落ち込み気味ですわぁorz

シナリオを書く人間にとって、人の感情や心の動きは当然のように付随する難題なんですね。
動機があって、理由付けがあって、心の葛藤やらなんやらがあって、結果に対する心の変化が現れて…とかなんとかやってたら私なら混乱しかねないですよ。

なにはともあれジョンブルグ編お疲れ様でした。英気を養ってまた再開されるのを楽しみに待っています。
それでは駄文・長文、失礼致しました。
蛇鼠/ダソ
2012/03/28 02:48
ゲームからキャラが出て来ちゃってる
最初は魔物だからサックリ倒してるけど、今は相手は意思を持った存在。しかも、死んだら本当に死んじゃう存在。それに気づいた時からゲームじゃなくなってるんだよねぇ。酷いゲームだ(笑)

愛とか夢とか陳腐になりがちなセリフをああも盛り上げる所は流石だな兄者、全くロマンティックだ
TT
2012/03/28 13:34
記事を読んで心の密葬クラブを思い出しました
ついでに「パンツは乾く」も思い出してしまいましたがww
一ファン
2012/03/28 23:25
暗黒街編お疲れ様でした!

見ていて思ったのが、ログエム、マノネラ、ルーシィって、鬼畜リボン達を極端な性格にした感じだなと。
ログエムは春香、マノネラは響、ルーシィは伊織と。
いや、厳密には違うのですがベースというか、雰囲気というか、彼女達の行きつく先というか、そういうのが似ていて、見ていて感慨深いものを感じました。

これからのご活躍、期待しています!
774
2012/03/28 23:27
心動かされるという描写、確かに難しそうです。
正直たしかに、なぜ心変わりしたのかがわかりにくかったりとは感じたりしました。
みけ
2012/03/28 23:56
本編を見たあと、こちらのブログを拝見させていただきました。
何故と問い続けることとその答えを出し続けること、あきらめないこと。共感します。
それだけが今まで見たことのない答えと景色を見せてくれるものだと思います。
ただ、悩むだけで行動しないのは、愛ちゃんじゃないよぉぉっ><
と、一豆タンク好きとして泣いています。
いえ、こういう愛ちゃんも好きだけど。
でも、トリに使ってもらえてよかったね、愛ちゃん!
fan
2012/03/29 07:47
怒涛の更新お疲れ様です。
自分はむしろ一番動いていたのは愛ちゃんだと思いました。
どうしていいのかわからないけれど、それでも色んな人を助けようと動いていた愛ちゃん。誰とも敵対せず、一生懸命でした。
だからマノネラの最後のセリフ「日高愛が平和を足蹴にしないと誓って言える」という言葉に泣きそうになっちゃいました。

続きを楽しみにしています。お疲れ様でした!
hisa
2012/03/29 13:27
更新お疲れ様でした。

そういえば今回の内容は「悪が蔓延る街での意思の目覚め」だったので、なおさら難しかったですね・・・。
ジョンブルグのメンバーも生まれ育った環境(設定)かあるにもかかわらず、なお各アイドルの想いを受け取り意思決定をしていく・・・。
「設定(役割)」か「可能性」か。
そこを描写できるのは本当にすごいと思います、言葉に重みを感じられるというか。

これをアイマスで出来ているのは本当に凄まじい。
アイドルが勝手に動いてくれるくらいに深く理解していないといけないので・・。
そういえば短編で2回ほどアイドルの考察しておりましたが、もう一度行うと深淵が見えてくるのかも。
ハリアーPの描くアイドルは大好きです。鬼畜リボンも含め(笑)

正義系の話は、なんとも言動に落としづらいですよねえ。
最後までいって、振り返った道を見て「ああ、そうだったのか」みたいな感じになっちゃうのかなと。
選択肢の数だけ、選択する人の数だけ結果はあるので、とりあえず後悔しないように、ってな感じになっちゃうのかなあ。

ただ、今後どうなるかはさておきロマサガは「剣と魔法」の世界なので。
ここだけでも、現実では出来ない夢を選んでみたいものです、それこそロマンティックに!
そんなわけでハリアーPのアイドルは難儀やでぇ・・・。

ああ、つらつらと長文失礼しました。
引き続きのんびりお待ちしております!
hal
2012/04/01 00:36
ロマンティックにお疲れ様でした!
本当に毎回楽しみに見てました。
そして毎回泣かされました。
素晴らしい物語を本当にありがとうございます!!
続きも楽しみにのんびり待っておりますので
マイペースに頑張ってください!
ハリアーPちょっと頑張りすぎですw
44話の伊織のセリフが好きすぎて…胸に来る

そしてまさかBLEACHの東仙に言及してくださるとは!!
私東仙がBLEACHキャラの中で一番好きだったもので…!
VS剣八戦の考察もこういう感じ方をするんだ!と感心いたしました。
東仙はいきすぎた正義には悪にもなるという面白いキャラだったなと思いました。
いろんな意味で可哀想なキャラだったのでもっと掘り下げて
欲しかったなぁ…
ハリアーPの考察を呼んでもう一回くらい剣八と戦って欲しかったと思いました。

東仙しかり、私自身もどちらかと言うと悪側に惹かれやすいのでログエムの三幹部は共感も覚えましたし、
ロマサガキャラで一番好きです!
もう会えないと思うと残念ですが、最後まで三人ともしっかりキャラが出来てて素晴らしかったです。
悪側って本当に魅力ありすぎるよ…
名も無きファン
2012/04/03 06:43
作劇の早さを誇るハリアーPでもこういう葛藤があるのかというのと、共感できる内容に色々と考えさせられました。コメント読めてよかったです
鮭夜
2012/05/03 21:36
連続殺人の推理小説を読み終わって犯人と動機が分かったとき、
最初からそいつだけ死んでいれば皆が幸福だったのに、という筋書きがよくあります
JC3
2012/05/14 00:23
今頃になってアイマスにハマってこの作品を一気に見させていただきました。
キャラが生き生きしすぎてて感情移入度がハンパない・・・
それ故にキャラが退場していくたびに涙が止まりませんでした。
特にはるちはに関連した所は涙腺が壊れてしまいましたね。
受け継がれていく思いの物語をいつまでも待っています。
なみ
2012/07/27 21:53

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